レッスン日記

2021/05/26

発表会とアンプ

ピアニストとアンプ

ピアノという楽器は唯一?本番の時に楽譜を置くのがNGなとされる楽器です。
どんな楽器も、もちろん!楽譜を見なくても演奏できるほどな状態にするのですがね。
クララ・シューマン が一番初めに楽譜を見ないで演奏をし始めて、フランツ・リストがコンサートではアンプ演奏!を確立したと言われています。
横山幸雄先生は、このアンプでの演奏に対して、学生は学びという意味で必要だけれどもピアニストとしてアンプで演奏することが第一とする必要性はな区なってきている!とのこと。

もちろん、まだまだ世間的にはアンプしてないとえ?と思われると思いますがね。

独身時代…「カナリア音楽教室」として常時35名くらいの在籍者がいる教室運営をしていた頃、発表会でこのアンプが飛んでしまってあんなに頑張ったのに涙を流してしまう…という生徒が毎年何人か出て…仕舞いにはご父兄に叱られたり。もう、ピアノ嫌いになっちゃう!と思う経験をピアノ教師という立場で経験をしました。
近くの本格的なホールで盛大に発表会をしておりましたが、お試しで、近くのよく利用していたホテルに前例がないので…と言われつつも口説き落として、ホテルの最上階のレストランを貸切にして、楽譜を見ていいですよ!父兄にもたとえ、間違えてしまっても責めないこと!などなどお達しをしてクリスマスイヴに開催しました。
泣く生徒ちゃんももゼロ、みんな日頃は一所懸命に練習をする生徒ちゃんばかりでしたから、成果を発揮できて笑顔で演奏後のお辞儀をしてご父兄が待つ席へ戻る。
演奏後は、そのまま打ち上げお茶会をして、私が各テーブルを回って一年の成果をお話しして…という形式に変えた途端、発表会は出ません!という生徒もいなくなり、アンプで演奏するお姉さん生徒ちゃんがスターとなり、自らアンプ演奏にチャレンジする生徒ちゃんも現れ、色々な意味で楽しい発表会ができていました。

アンプが足枷になって、ベストパフォーマンスができないならば、アンプができていても楽譜を置いてストレスを減らしてあげることも良いと私は思います。

当時は電子ピアノってまだ地位が低くて、全員がピアノで練習をしていて中にはグランドピアノを用意するご家庭もちらほら…な教室でしたので、本当に楽譜をおいて良い発表会は、クオリティーが上がりまた、しょんぼりしちゃうご父兄もいなくなりましたから、笑顔で父兄同士の交流を持つことができて楽しんでいただける発表会へと変化いたしました。

ビシビシスパルタな教師時代もありましたが、ゆるゆるとしたりピリッとしたりメリハリをつけたレッスンができるようになってから、私もレッスンをすることが楽しめるようになりました。そんな事を最近、横山幸雄先生の言葉をいただき思い出しております。

発表会が、できる日がやって来ると良いなぁと最近の生徒ちゃんたちの上達具合で思っています。
教室再開してまだ年月が浅いですが、今の時代に沿った演奏法、指導法をどんどん取り入れています。
楽器店には反対されていますが、アコースティックピアノの用意は必須というお教室ですが、新入会の方でお母さまが憧れていたから…とグランドピアノをお持ちの方がいらっしゃったり、また今日は入会ではなくて体験レッスンでしたがご子息が使っていたのがグランドピアノというママさんもいらっしゃいました。

戸建て住宅街なので、信念を貫けばお互いの感性が合う方の入会が少しずつ増えてきそうです!
私自身は、コロナ禍明けにまた是非とも!という企業さまからリサイタルのご依頼をいただけました。
嬉しさと共に最近は、見えないコロナの暴れ具合にモチベーションが下がりつつあったので、こういうお話をいただけることに幸福を感じます。

昔のように30人以上在籍するお教室は、自分の演奏活動との両立、家族のことを思うと無理かと思いますが、少しずつ増えてきている生徒さんとまた、楽しいピアノ発表会をコロナに人類が勝利した時には開催したいなぁと思います。

発表会は?と新入会のお問い合わせ時に多い質問ですので記事にしてみました。
また、在籍人数をよく聞かれますがそちらは、色々な兼ね合いがございますので入会前の段階では、お答えを控えさせていただきたいと思います。

お写真はご依頼を受けたリサイタルの候補曲。
一番最初にこの曲を弾いたら生徒ちゃん喜んでくれそう!